校長あいさつ

校長あいさつ

小岩校長の《理科と言葉》

『進学レーダープラス』に連載された小岩校長による「私学の先生コラム」。理科の教員経験をいかした「理科」からふだん起こっている出来事を考える哲学的コラム。2014年12月で連載は終了しましたが、2015年4月より、このホームページのために不定期で書きおろし連載をスタートいたしました。是非ご一読ください。

 変化の激しい時代の中で求められるのは、総合力に優れた人物です。本校は今年で創立130年目を迎えました。学力だけでなく豊かな人間性と、自由な創造力が発揮できる多様な人物を育まなければならないと考えています。生徒一人ひとりの能力を最大限に引き伸ばし、自ら発信する力のある、人としての優しさと思いやりを持った、感性に富んだ男子を育成します。

校長あいさつ

《生き抜く力を育てよう》
 
これからのグローバル社会で生き抜くためには、様々な場面に対応できる総合力が求められるでしょう。
世界のことを考えると「学校」はフィールドとしては小さいように感じられるかもしれません。しかし、学校の授業や行事、部活動などにおいて、何事にも興味を持ち、積極的に参加することこそ、その総合力をつけるための第一歩ではないでしょうか?授業のなかで興味関心を持ったことを詳しく調べ、深く考えること。部活動や行事など日々の学校生活で努力し、仲間とともに心が揺さぶられるような経験を積んでいくこと。こうした時間の積み重ねが、これからの複雑な国際社会のなかで、問題を解決し、前に進んでいけるような総合力の高い人材を育てる土壌になると、本校では考えています。

 《夢実現に向けて》
 特別授業として行われている大学教授の出張講義で、本校の生徒は大学生が学ぶ内容の一部を垣間見ることができます。受講後の生徒たちの感想を見てみると「現実の社会に対する問題点を深く考えた」「将来の夢がさらに膨らんだ」といったものも多くありました。夢の実現に向け、刺激を受けてこれまでよりも努力する生徒が多くいます。
 こうした知的な刺激を与える機会をより多くすることで、中学生・高校生たちの未来への可能性を大きく広げたいと願っています。

 《素の強さを生かす》
 将来の夢に向け、自分を高めようと考え、その道のりを考えたとき、それほど簡単ではないと感じるかもしれません。しかし、一つずつ進めば、不可能なことはないでしょう。そのためにはまず「自分を客観的に見つめること」。いま、自分は夢を現実にするためのどの過程にいるのか、見極めましょう。夢に近づくためのプロセスを段階的に求めて、計画的に前進する必要があります。ふだんの生活のなかで自分を飾ることに慣れてしまうと、そうした自分を客観視する力が薄れるだけ、自己を高めることを邪魔してしまいます。
 その点、本校は男子校です。隣にいる友だちに恰好つける必要はありません。伸び伸びと自分のやりたいことにチャレンジできます。この自然に守られた環境も、「素を出す」うえで助けになっています。ぜひこの伸び伸びとした環境で「素のままの強さ」を伸ばして夢を実現してください。

校長 小岩利夫