広報室

2017-09-27

日学祭資料室特別企画展「駐米大使 斎藤博 〜国難の時代 日米親善に命を捧げた〜」

9月30日(土)・10月1日(日)の日学祭において、本校の資料室は特別企画展「駐米大使 斎藤博」を開催します。斎藤博(1886〜1939年)は1903(明治36)年に旧制日本中学校を卒業した本校のOBです。1931(昭和6)年9月に起こった満州事変以降、日本とアメリカ合衆国の関係がしだいに悪くなる中、斎藤は駐米大使に任命されました。

1937(昭和12)年12月12日、日中戦争が始まって5ヵ月後、日本海軍航空隊の爆撃機が南京近くで、アメリカの砲艦パネー号を撃沈するという事件が起こりました。アメリカの対日世論は悪化しましたが、当時、駐米大使だった斎藤博はラジオ放送で誠心誠意謝罪し、日米の衝突を避けることに努力しました。日米関係の改善に尽くした斎藤はアメリカ側からも高く評価されていたようで、1939(昭和14)年に斎藤がワシントンで病死すると、アメリカ政府は遺骨を巡洋艦「アストリア」で丁重に日本まで送り届けています。

21世紀になっても戦争のない世界はまだ実現していません。この特別企画展をご覧いただいて、国際平和のために外交官人生を捧げた本校の卒業生に思いを馳せていただければ幸いです。

神戸 信宏(高1学年主任、社会科)