部活動

表象文化研究部

主に東京で行われる絵画展や映画を通じて、ある表象が歴史的な文脈の中で、どのように利用されているかを研究する部活動です。つまり、芸術・文化に触れて自らの感性・教養を磨くことを目的としています。

部活動・委員会一覧
2017-04-23

東京都美術館「バベルの塔」展を出て、中1の二人とジェイミーは用事があってここで解散。残りのメンバーは、その足で東京国立博物館で開催している「茶の湯」展に行きました。

日本学園の生徒がいいところは、あまり先入観を持たず、見てみよう、やってみようとするところではないかと思います。以前も、顧問をおいて「盆栽展」にみんなで入って楽しむような好奇心旺盛なところがあります。今回も「茶碗なんかみてもねえ」なんて声はなく、どんどん入ってみました。

最初に牧谿(もっけい)という画家の三幅の掛け軸がありますが、これは足利義満がもっていたというだけあって、すごいものだと思います。日本のトリプティック(三枚つづり絵)だと思います。

それから徐々に茶の世界へ。村田珠光、武野紹鴎、千利休という流れで、「茶の湯」が完成してゆく様が、さまなまな用具や茶器、茶釜などを通じてみえてきます。利休は「術は紹鴎、道は珠光より」と言っているようです。

生徒たちとも話になったのは、千利休までは実は結構落ち着いて見られるということです。そう特別なことはしていない。端正で静かな感じが漂っている感じ。しかし、古田織部あたりからどうも「茶の湯」も革命が起きたように感じるということ。

ひび、われ、ゆがみ、鈍重な感じが茶器に入ってきて、渋さが一層増してくるのが見て取れました。江戸の小堀遠州あたりまでくるとまたさらに何かが付け加わっているのかもしれません。

帰りに外に出ると小雨が降っていてちょっとびっくりしました。あれだけ晴れたよい天気だったのに。学校帰りにこれだけ腹いっぱいの本物を見られるのは、感性を磨くのに最高です。

2017-04-23

学校に集まったのは表象文化研究部と希望者(全9名)、そしてALTのジェイミーそしていつもの顧問。小規模で行くのを慣例にしていたゆえに、こうやってやや多めの人数で上野に向かうのは久しぶりでした。春の快晴でやや蒸し暑いくらいでした。

本日(22日)は、G.Wに入る前のチャンス。これを逃して、少しでも連休中に行くものなら、美術館は大変なことになっているでしょう。長年通うとだいぶその辺の事情はわかるようになります。

ピーテル・ブリューゲル1世の「バベルの塔」は、マクロ的にもミクロ的にも描き込まれた世の傑作。実は生徒たちの中には、以前三菱一号館美術館で行われた「プラド美術館展」で、ピーテル・ブリューゲル2世(子)の「バベルの塔」も見ている生徒もいます。今回の父親のものの方が比較にならないくらいすごい!

会場では3Dで分析映像を見られたり、また拡大された絵も展示されていて、本物(オリジナル)だけに群がってじっと見るだけではない楽しみ方ができるようになっていました。こういうのはありがたい。でも、すでに相当込んできました。

その他はトリプティック(三枚つづりの絵)の「快楽の園」で有名なボスの絵が珍しく数点来ていました。また、ブリューゲル、ボスの絵の版画(本人のもの、模写)も相当数来ており、結構有名な絵の構図を見ることができると思います。

2017-04-15

今年度は毎月会議日をもうけ、その月の行動計画をたてるようにしました。昨年は8月初旬に「京都合宿」を敢行しましたが、今年度は「鎌倉合宿」になりそうです。さらに冬には「益子合宿」で「ろくろ体験」をぜひやろうという話にもなっています。

4月は「バベルの塔」展と「茶の湯」展を見に行く予定になっています。

2017-03-31

なかなか長大なミュージカル作品。部長の大岩君が以前から大絶賛し、部員や顧問の間ではどんなミュージカルか興味関心が高まっていた。オーストリア皇后とイケメンの〈死〉との恋の行方?歴史絵巻が次から次へとすばらしい歌唱力に圧倒されながら繰り広げられていく。

途中休憩を挟んで最後まで見た。いやあ、結構力作故に見る方も体力・気力が必要だが、満足度は相当に高い。とにかくイケメンの「死」を演ずる男性の歌唱力はすさましい。宝塚出身のエリザベート役の方ももちろんうまいのだが。

ただひとつこのミュージカルは、エリザベートの死までの道行きを描き、ある「女の一生」を描こうとした作品と言っていいのか。

2017-03-31

火曜日なぜ新国立美術館は休館日なんだあーと嘆いていたのは顧問なのだった。こういった公の機関はたいてい月曜日が休みだ。チェックしなかった顧問が悪かった。よって当初予定の「ミュシャ展」は玄関先まで行ったがパス、その足で森アーツミュージアムでやっている「大エルミタージュ展」へ。なかなかの名品揃い。それぞれの画家のものが1点か2点ずつだが見応えがあった。またヴェネチアのティツィアーノだが、これはよく来たな。クラーナハも聖母画像があるがこれもすばらしい。シャルダンが一点。

そしてみんなで会議。で、どーする?こういうときの勘(鼻)は昔から利く方だ。東京藝術大学美術館で本日始まったばかりの「雪村展」へ行くことに。点数も多く、眼を見張る作品たちに圧倒された。

生徒たちも満足そうだった。ここで一応解散したが、うち二人は科学博物館へさらに向かっていった。頼もしい。

2017-03-16

中学教員室前には美術展のポスターがたくさん貼ってあります。また、自分たちが書いた書き初め、そして美術で刷った浮世絵や詩からイメージした絵が貼ってあります。そうやって学習の合間に美に触れることが大事。落ち着くしね。それと、次、どの展覧会にいこうかなあと思うことが大事です。

2017-03-16

フランスロマン主義の偉大な画家シャセリオ−。結構おもしろい企画展だと思った。それほど有名ではないが、交差点のようなところにいる画家なのかもしれない。新古典主義のアングルが師匠で、彼は一番弟子みたいなものだ。そして彼はアングルの影響から出て、ロマン主義的な主題を絵にしていく。ドラクロアにも影響を受け、モローやルドンなどにも影響を与えている。

先生、結構これいいですねーというのが彼らの感想だ。私は肖像画で結構いいものは来ているなという印象だった。

2017-03-16

春日大社展に行く予定が、生徒達の盆栽熱はヒートアップ。生徒みんなで入ったのはいいが、いくら待っても戻ってこない。春日大社展に行く時間がないではないか〜と嘆いていたのは、引率教員だけでした。帰ってくると、盆栽談義に花を咲かせ、そんなに盛り上がったのか〜とうらやましくなり、少し後悔した。

盆栽も美術だ!考えたことないでしょ、と彼らは口々に言っていた。春日大社展は今度ひとりでいくことにしたby引率教員。

2017-03-16

以前、新国立美術館でもヴェネツィアルネッサンスの代表的画家・ティツィアーノを特集していた。東京都美術館はまた別の視点で特集している。ルネッサンス絵画は、3都市が中心だとみていいだろう。フィレンツエ、ローマ、そしてヴェネツィアだ。フィレンツエは言うまでもなく3巨匠、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロだ。

そして忘れてはならないのはヴェネツィアのティツィアーノ。生徒たちには少し難しい感じだが、こういう絵もかなり見慣れてきたように思う。

2017-03-16

全国大学演劇コンクールで優勝した明治大学の演劇集団・星乃企画の脚本はいつも冴え渡っている。途中まで話の行方がみえない不安を観客は抱えなければいけないが、途中から電撃のように話がつながると一気に大団円へ向かってそれでも静かにしっとりと向かっていく・・・。

中学で毎年実施する各学年の創作演劇(日学祭)。その脚本を担当するわが部の大竹君を相当刺激したようで、帰りにいいのを書きますよ〜と気合いが入っていたのはうれしかった。