部活動

山渓部

週3日、体力トレーニングを行い、月例山行では奥多摩や丹沢などに行き、登山、沢登り、ロッククライミングを行っています。夏期合宿では北アルプス、冬休みには雪上訓練をし、春期合宿では本格的な雪山に行っています。
山渓部公式HP http://www7b.biglobe.ne.jp/~suzuki3309/

部活動・委員会一覧
2018-03-30

2017年度 春期合宿 常念岳 東尾根

2018年3月27日(火)
バスタ新宿―(夜行バス)―安曇野穂高

夜行バスで安曇野穂高へ向かうため、バスタ新宿に集合しました。高校2年生は、この登山が山渓部としての総決算となります。集合したときから、やる気に満ちた表情をしていました。

2018年3月28日(水)
安曇野穂高…穂高駅―(タクシー)―ほりで〜ゆ四季の郷…(80分)…東尾根取付(910m)…(330分)…1700m付近・幕営

早朝5時に安曇野穂高バス停に到着。穂高駅に移動して朝食をとりながらタクシーを待ちました。真っ白に雪を戴いたピラミダルな常念岳がそびえていました。タクシーで登山口のほりでーゆ四季の郷へ移動し、歩き始めました。林道では、猿の親子がのんびりと散歩していました。今回目指す常念岳東尾根は、標高差2000mあり、高度差も距離もある尾根で、体力と確実な歩行技術が必要な、北アルプスのバリエーションルートです。この日のために、部員は日ごろのトレーニングに励み、富士山での雪上訓練を行ってきました。
尾根取り付きは何箇所かありますが、部員たちは「どうせなら末端から登ろう」ということで、敬遠されがちな尾根末端から取り付きました。下部は笹藪の中を進みます。初めての藪こぎに多少苦戦しながらも進んだのち、明瞭な踏跡を登っていきました。5月並の陽気で、とても暑く水分が足りなくなってきました。1500m付近から雪道と藪となり、次第に雪が深くなって完全な雪尾根となりました。重荷と水分不足で、部員たちはこれまでになく苦労しましたが、幕営予定地の2170mの台地に到着しました。テントを設営後、雪を解かして水を作り、水分を補給してほっと一息。明日の頂上往復に備えて早めに就寝しました。幕営地からは安曇野の夜景がきれいに見えていました。

2018年3月29日(木)
幕営地…(30分)…森林限界…(150分)…前常念岳(2661.8m)…(60分)…常念岳(2857m)…(130分)…森林限界…(20分)…幕営地

今日も暖かな朝を迎えました。アイゼン、ハーネスを装着し、日の出とともに出発。すぐに森林限界を超えると、きれいな東尾根の雪稜が常念岳にのびていて、がぜんテンションがあがりました。尾根がやせるところでヘルメットを装着し、お互いをザイルで結び合いました。登るにつれて、北アルプス主脈の山々が見えてきました。前常念手前の岩場を慎重に登り、前常念まで来ると、穂高の峰々が目の前に見えていました。前常念からもきれいな雪稜を進み、早い時間に頂上に到着しました。目の前には槍ヶ岳から穂高連峰の荘厳な稜線、その北には夏に登った立山や剱岳、中学1年の夏に登った白馬岳もかすかに望めました。風も穏やかで、存分に360度の絶景を堪能しました。下山は、岩が出ている急斜面ではお互いを確保しながらスタカットで下りました。順調にテントに戻り、手袋や登攀具を干したり、イグルーを作って午後を過ごしました。3時間かかって立派なイグルーが完成しました。中に入ると、外の音が遮断されてとても静かで、ライトをつけるととても明るくなるのに驚きました。

2018年3月30日(金)
幕営地・撤収…(240分)…東尾根取付…(70分)…ほりで〜ゆ四季の郷・入浴―(タクシー)―穂高駅―(大糸線)―松本駅―(中央本線)―新宿駅・解散

昨日作ったイグルーの中で炊事をし、朝食をとりました。手際よくテントを撤収し、予定より30分早く出発準備が整いました。名残惜しいですが、温泉目指して出発です。今日も天気が良く、順調に下っていきました。途中尾根の分岐では、コンパスと地図、実際の地形を見比べて的確にルートを判断し、下部の藪もスムーズに通過して、取り付きに戻りました。最後の林道では再び猿に遭遇しました。川原のほうでは、たくさんの猿が日向ぼっこをしていました。早い時間に下山口のほりでーゆ四季の郷に無事下山しました。下山後の温泉はこれまでの登山の中でも格別で、苦労して登った常念岳を眺めながら入る露天風呂は最高でした。

今回の合宿は、今まで取り組んできたことの総決算として思う存分力を出し切って、とても充実した登山ができました。大変だった分だけ、達成感も大きな登山となりました。この経験を生かして、部員たちは大学受験という山も登りきってくれることを期待しています。

高2B組 オツピー
今までの部活の総決算として、常念岳東尾根に行ってきました。ほりでーゆ四季の郷から薮こぎや雪の斜面をひたすら登ってゆき、6時間程でキャンプ地の2100m付近に着きました。薮は想像していたよりも深いわけではなかったですが、最初の薮がとても大変でした。また、人生初のハンガーノックと、軽い脱水になり、なかなか熱い1日目となりましたが、なんとか頑張りました。2日目はキャンプ地から前常念岳・常念岳へと登っていきました。トレースがしっかりついていて、雪もしまっていたのでとても登りやすく、天気もとても良く絶好の登山日和でした。前常念岳の辺りで少し吐き気がしたものの、常念岳に登ることが出来ました。頂上の眺望は素晴らしく、間違いなく今までの山で1番でした。
下りの危険箇所ではフィックスを張り、下りました。登っている最中ハーネスのギアループが破損し、カラビナが落ちてしまうミスがあったり、ビレイの支点につけたスリングが絞っていなかったり、ミスがちらほらあり、まだ自分が、未熟だということを再認識しました。その他は何事も無く無事にキャンプ地まで降りて、水作りをしながら、ほかの部員2人のイグルー作りを見ていました。最後全員で手伝って立派なイグルーが出来ました。
最終日は何事も無く降り、温泉に入りました。
今回の山は今までの登山の中でも距離が長く、辛い山行でしたが、その分温泉から見える常念岳がとても美しく、やり切った感に溢れました。
5年間続けてきた山渓部での山は一旦ここで一区切りとなり、これからは受験勉強と後輩への指導メインに切り替わることになります。もう1年切ってはいますが、やり残したことがない状態で卒業できるよう頑張りたいと思います。

高2C組 レオナルド
今回の山行は5年間の活動の総決算ということで、いつも以上に気合を入れて挑みました。
初日のテント場までは重い荷物を背負っての長距離の行動だったため少し体力面で不安でした、しかし、最初の藪漕ぎは思ったよりもスムーズに進めて、途中の永遠に続きそうな登りも黙々と登ることができました。1950メートルの地点までは調子よく進むことができ、このままテント場まで着くかと思った途端、急にバテ始め、ペースが少し落ちました。気力で進むと無事テント場までたどり着きました。
2日目朝、テント場を出発すると空は快晴でとても良いコンディションでした。初日の疲れもあまり残っておらず、いいペースで登って行きました。途中岩場があり、緊張しました。
その後も良いペースで登れて、頂上に着くと、穂高のゴツゴツとした姿や、槍ヶ岳の尖った山容が目の前に広がり、さらに遠くには鹿島槍ヶ岳や夏に登った剱岳も見えました。
下山は途中の岩場が危険と判断して、ロープを固定して慎重に進みました。そこ以外の場所は快調に進むことができ、テント場に着いたのは正午少し過ぎたぐらいでした。テント場で時間を持て余したため、イグルーを作りました。イヌイットの人がいかに苦労して家を建てているかを感じることができました。
翌日の朝、朝起きてからテント撤収、出発までとてもスムーズに行き、下山も登りとは大違いで、とてもスムーズに下山できました。途中で尾根が正しいかどうか迷ってしまったり、事前に迷いやすいと調べていたところで見事にハマってしまったりしたため、今後は迷いやすいところでは振り向いて、下山の時の風景も頭に入れておこうと思いました。最後の藪漕ぎはあとほんの少しで林道ということもあり、とても体が軽く感じ、スイスイと進むことができました。下山後に入った風呂の露天風呂からさっきまで登っていた常念岳が遠くに見えて、自分はさっきまで彼処を登っていたのかと思うと、言葉では表現できないような気分になれました。

高2C組 ハッシー
山渓部に入部して約2年が経ち集大成の登山として常念岳東尾根に行ってきました。
春合宿の候補として赤岳主稜や西穂高岳西尾根なども上がりましたが山の風格、自分達の実力など検討してこの山に決まりました。
常念岳東尾根はとても長いのでいつもより軽量化して挑みました、2日目早朝に安曇野市に着きタクシーでゲート口まで行き6時半頃に出発しました。
林道しばらく歩き取り付きから藪が進むにつれ増して苦戦しながらしばらく進むとトレースに変わり1328のピークに着きました。
ピークを超えてから1955のピークまでは傾斜が強まり途中から雪に変わり1600付近は藪が行く手を塞ぎ急登と藪に体力を奪われヘトヘトになりながらピークに着きました。そこからテント場までは比較的緩やかな登りで歩きやすく2100付近にテントを張りました。この日は一日中とても暑かったので急いで水作りをし体が欲していた水分をたくさんとりました。
3日目は5時半頃に出発しすぐ森林限界を越し、昨日に続き天気も良く遠方に富士山や剱岳がうっすら見渡せました。
途中からロープを繋ぎ最初の岩峰を右から巻きその後前常念までの急登を登り休憩しました。
前常念から山頂までは徐々に景色も開け想像していたより早く頂上直下に入り山頂に着きました。山頂からは穂高や槍ヶ岳遠方に剱岳が見渡せ、長い道のりを思い返すと今までにない達成感を感じました。絶景を存分に楽しみ特に目の前にそびえ立つ前穂高岳北尾根は物凄い迫力でした。
下りは途中ロープを張りながら下りました。
正午にはテント場に着き余ってたラーメン食べ、余った時間でイグルーを作りました。中は暖かく快適でした。
4日目は撤収を素早く済ませ2日目に苦労して登ってきた道のりを一気に下りあっという間に藪こぎ地帯までたどり着き10時前にゲート口につきました。風呂からは昨日登った常念岳を見ながら体の疲れを取り、昨日はあそこにいたと思うと本当に長い道のりだったと改めて感じました。
最後の合宿にふさわしい山に登れ集大成として満足のいく春合宿でした。