職員室

リレートーク

にちがくの教職員によるリレートーク
~学校生活、そして日常を語り繋ぎます~

2018-07-14

教育を意味するeducationとは、「潜在的な力を引き出す」という意味ですが、どちらかというとこれまでの日本の教育は、teaching (=教え込むこと)が多く、学習者に考えさせアイデアを引き出したり、議論を通じて論理的な思考訓練や問題解決能力の養成をして、潜在能力を引き出すという教育はあまり行われてこなかったのではないか。

学校の現場では、教科書の教材の内容について、生徒にこの問題についてどう思うか? と問えば、彼らなりに、考えて発言をしてくる。

自分が体験したこと、経験したことをふまえて、考え、整理し、発表する力が、本校の創発学につながる。

教科書を教えるのではなく、教科書で教えると言われるが、今回、2年生の授業で、「世界で最も貧しい大統領 ホセ・ムヒカ」を学習した。「豊かさとは何か、人生で大切なこととは何か。」の問に、授業を通して考えた。英語の授業で、内容を読み終えたところで、英語で、考え、議論し、発表ができるまでいたらなかったが、教材を通じて、課題を投げかけることができた。
いろいろな考えが出てくることで、普段発言しない生徒も自分の意見を述べることがわかる。

英語の教科書は、各課のテーマは、環境問題(エネルギー)、自然科学問題(地球温暖化)、社会問題(制服)、医学問題,などが取り上げられていて、指導する立場からも課題が多い。日々学習である。

ある課題、テーマについて、日本人が論理的な志向・表現能力が苦手だといわれてきたのも、学校教育
の場で、あらかじめ用意されている答えを導き出すのではなく、正解のない問題を扱うことで、順序立てて、考え、議論をする中で、問題解決をはかることで、社会、経済、政治、科学、世界を見る目が育つ。

高校時代の世界史の先生は、全て論述試験で、大問が5題出され、○○について、論ぜよ。という試験
であった。時代の年号、事柄を暗記していても、試験には出なかった。年号、時代の出来事を自分で整理し、まとめらないといけない。今振り返ると、大変な試験だったが、記憶に残り、考えさせられた試験でした。

今、学校現場では、基礎学力の低下の問題よりも、学習意欲の低下が問題になっている。このことは、
別の機会に述べたい。

2018-07-04

今年度から初めてスポーツクラスの担任をします。特進1期生、中学担任、総合進学クラスを経て、最後のスポーツクラスです。これで日本学園全てのコースを担当できました。ありがとうございます。

さて、私は1年E組の担任になりましたので、このクラスを紹介いたします。クラス目標は2つです。

1.男子校らしく Let’s enjoy(get the girl) ファンタスティックな毎日を
2.赤点回避

担任なりにもう少し詳しく説明しますと、彼らの決めたことは次のとおりです。

1.男子校らしく = 男らしさを追い求め、心身ともに格好いい男になる!
2.Let’s enjoy = 楽しもう!
3.ファンタスティックな毎日を = 素晴らしい高校生活の日々を
4.Get the girl =a girl ではなくて”the girl”になっているのがポイントで、「自分の理想の女性」に会うまでしっかり自分を磨こうということでしょう。
5.赤点回避 = 何としても赤点は取らないために日々努力する


担任が彼らに求めるクラス像も確認し、共有されています。

1.当たり前のことを当たり前以上に取り組むクラス!
2.素直にアドバイスを聞き入れるクラス!
3.授業中に集中し、考え、発言し、積極的に練習し、その場で覚えるクラス!
4.継続的な家庭学習をする強い意志を持つクラス!
5.間違いを恐れない勇気、間違っても二度同じ間違いを繰り返さない姿勢クラス!
6.自信がないこと、できないこともさらけ出せる、全力で学ぶクラス!
7.一人でも力を抜けば「いい授業はできない!」クラス全体の力を使って全員を伸ばすクラス!

もうそろそろ一学期が終了しますが、始めは遅刻も全くないため、3年間全員で精勤賞を取りに行くような勢いでしたが、遅刻や欠席もちらほら出始め、ここで気を引き締めてようと担任は気合いを入れています。授業においてもかなり集中して臨んでいましたが、疲れからか寝る人が出たり、集中できず注意を受ける者も出て来ました。とにかく授業を大切にすることを何度も伝えています。求めているクラス像に近づいているはずですが、、、、、1学期を振り返ると

達成できたことは

連続遅刻なし記録 16日間
体育祭勝利

達成できていないこと

身の回りの整理
きれいな掃除
朝テストで学年1位

ですかね?

今日から期末試験です。頑張ってくれるでしょう。彼らの活躍を期待しています。

2018-07-02

先日、手元にもどってきた健康診断の結果を見て、「さて、うちのクラスの生徒たちがこの2年間でどれだけ大きくなったのか?」と気になったので、1、2年生のときのものと比べてクラスの平均身長と平均体重を調べてみました。

その結果、次のようになりました。
平均身長 1年(155.6cm)→2年(162.5cm)→3年(166.2cm)
平均体重 1年(53.5kg)→2年(60.6kg)→3年(64.2kg)

毎日見ていると気がつきませんが、こうやってあらためて調べてみると、身長、体重ともに着実に大きくなっていました。

入学時には担任の先生(約160cm)より大きかったのはわずか3人だったのですが、今では担任より小柄という謙虚なひとはごくわずかになりました。みんなほんとにでっかくなりました。

そういえば、もううっすらと無精ひげのようなものが生えはじめている生徒もいれば、ほとんどの生徒が声がわりもすんでいるし、当たり前といえば当たり前ですね。

2018-06-29

昨年新入生として入ってきた子供たちも一つ学年があがり中学二年生になりました。
この一年間でも生徒たちは大分成長してきたなと思っていましたが、後輩ができるということがこれほど人を成長させるのかと改めて驚いてしまいました。

日本学園では国語の時間に行われる漢字テストや朝学習で行われるテストの結果が廊下に張り出されます。誰ががんばっていて誰がサボっているか先生だけでなく、生徒も一目で分かるようになっています。
「〜〜君は連続満点ですごいなぁ」とか「〜〜君はまた不合格だ」とか廊下に張り出される度に人だかりができます。

これで一気に尻に火がついたのが2年生です。せっかく後輩ができて大きい顔できるようになったかと思ったら「駄目な先輩」のレッテルを貼られてしまう危機がせまっている。
昨年までは「時間が足りないです」とか「できるわけない」と言っていた生徒たち。4月になると「合否は張り出してもいいので点数は出さないでください」と懇願するようになりました。
それも無駄だと分かると今度は文句も言わずにがんばるようになりました。今では連続で合格できるようになり、生徒も「余裕っすね」と態度が急変。

後輩の前で恥ずかしい格好はできないということがこれほどまでにやる気を出させるのか。
それから『今までやっぱりがんばきれていなかったのね』ということもよく分かりました。

体育祭の練習をすれば、種目決めなどでも率先して3年生の手伝いをしたり、1年生をいさめたりと大活躍な2年生。
今後も2年生の成長にご期待ください。

2018-06-26

中学1年A・B組の国語では、高知県四万十市出身の小説家・笹山久三氏の『兄やん』という作品でグループワークに取り組みました。班ごとに、登場人物の言動から人物像を探ったり、自然描写からその効果を考えたりして、熱心に話し合い、発表、質疑応答、発表の評価、という学習です。
『兄やん』は、作者の幼年時代の体験をもとにした『やまびこのうた』に収められている物語―「子供社会」特有の取り決め、それを巡るもめ事、仲間の絆、そしてそれぞれの成長―で、大人が読むと懐かしい切なさが心に染み入る、ノスタルジックな作品です。笹山氏は1950年生まれ、物語には方言が使われ、舞台は現代の都会の生活とはかけ離れているにも関わらず、「子供時代」に共通するもの。生徒たちはそこへ思いを馳せながら、読解を深めていました。

発表を目標に主体的に文章を読む姿勢を養うことで、教員が授業をするときとはまた違った観点も生まれ、他者の読みから新たな発見を得ようと、友達の意見にも熱心に耳を傾けます。質疑応答もとても活発でした。

6月は、1年生にとっては初めての「英語検定」「漢字検定」「数学検定」が実施されました。きっとこの春もご家庭では、眠い目をこすり、日本学園中学校が日課にしている「デイリーレッスン(日課)ノート」に取り組む姿があったかと思います。毎日かかさず取り組んだことが、受検への自信・手応えという成果に表れているようです。
合否が届くのは7月ですが、保護者の皆様どうか「結果」その前に、頑張った「成果」を誉めてあげて下さいね。目標に向かってコツコツ取り組む姿勢こそ、今一番身につけさせたい大切なものです。日々の積み重ねが結果としていいものを生む。その実感を一人ひとりに与えられる中学校生活を、と考えています。

2018-06-08

中学生は毎日の課題としてDaily Lesson Notesを行うことになっています。日記・英単語・漢字と3部構成になっていて英単語は朝テストや英検、漢字は漢検の準備として毎日練習しています。
日記はその日あったことなどを3行程度で書いていくのですが、ここに生徒の性格などが出てきます。担任としてはここにコメントを入れるのに時間はかかりますが、読んでいて面白いところでもあります。
ここ最近で印象に残った日記の内容は・・・

?家のこと
⇒食事にいったりお出かけしたりという内容のものが多いですね。食事したときには大半が「おいしかった」で締めくくられています。家での夕ご飯も当然おいしいですよね?!

?部活動
⇒練習や試合の結果などを書くこともあります。他の生徒がいい結果を出す中で自分の結果がよくなかったりすると悔しいこともあるようです。その思いを忘れずに練習にはげんでほしいと思います。


勉強に部活に行事にといろいろ忙しい?中学1年生ではありますが、忙しい中にもいろいろな経験をしているはずです。その経験をぜひ1つ1つ自分の成長の糧としてほしいと思います。

2018-06-01

早いもので、新入生が本校に来てから、2ヶ月がタッタ。中学1年A組の担任をしている私にはこの2ヶ月が「もう、2ヶ月?」と感じています。
この2ヶ月を振り返ると感心させられることばかりでした。入学してすぐに行った林業体験で早速チームワークを発揮し、プログラムの間の移動や、部屋の片付けを協力して行うことができました。みんなで木を切った後も、体験をさせていただいた方にしっかりと質問をすることができました。
日本学園中学校に入学すると必ず行うデイリーレッスンノートも、大きく崩れることなく気持ちを込めた字で、毎日漢字と英単語を練習しています。授業内での漢字テストも満点の数を競い合ったりして、お互いでモチベーションを上げています。
初めての中間試験では、「ドキドキして眠れませんでした!」とカワイイ一面を見せる生徒も多く、テストが返却されるたびに一喜一憂。どんなことでも盛り上がれるクラスに成長しています。
先日行われた体育祭でも、高校生に刺激を受けながら何事にも全力で取り組んでくれました。中学3年生がつくった、創作ダンスも今年で最後になる3年生のためにと、2年生の声掛けに後押しされながら、自分たちでも声を掛け合いました。休み時間にはダンスの曲を歌い、暇があればダンスを踊っている姿はとても嬉しい気持ちにさせられました。
タッタ2ヶ月でここまで成長できる彼らは、これから本当に楽しみです。

今年の体育祭のダンスで中学3年生が選んでくれた曲は、ゆずの「タッタ」。

「たった一度きりの人生 勝った負けただけじゃねぇぞ
死ぬほど転んで見つかる 大切な宝物もある」

3年生からもらったメッセージを心に刻みながら、我らが1年A組が6年後にそれぞれの頂きにタッタ姿を見るのが今から楽しみです。

2018-05-23

週末にせまった体育祭。
今年の中学も元気と笑顔がはじけています。
教員の出る幕がないほどの三年生のリーダーシップぶり。後輩たちの「先輩!こうですか?」「先輩!お手本もう一回!」と素直に甘えるかわいさが、三年生のやる気を引き出しているよう。一丸となってダンスの特訓中です。そちらも楽しみにしていて下さいね。

体育祭は5月26日(土)9時開会式からスタートの予定です。お気軽に遊びに来て下さい。


さて、本校の生徒たちの一番の自慢は、「挨拶」です。
口うるさく言ったこともないのですが、どの生徒も先輩後輩、教員、ご来校の方へ気持ちのよい挨拶をします。髪を染めたり、だらしなく制服を着たりする生徒は、指導するまでもなくいません。

身なりを正し、背筋を伸ばし、勉強や部活に打ち込む先輩たちが自然とお手本となり、それが当たり前でかっこいいと思うようです。都心にありながら、素朴で力強い校風。伝統ある男子校だからと思っていたそれは、生徒自身が日々作っているものなのだと気づく、爽やかな初夏です。

2018-05-12

高校1年生は、高校生活が始まって一ヶ月。高校生活に慣れてきたところでしょうか。
面談をしていると、「学校が楽しい!」「中学よりいい雰囲気です!」と、明るい声が聞こえてきます。
また、「中学の時には勉強しなかったけど、高校入ってからやるようになりました!」という生徒もいるので、よいスタートを切れてそうです。

さて、今月末には「体育祭」が開催されます。初めて行うことに戸惑うことも多いかもしれませんが、成功に向けて体育祭実行委員会を中心に、種目の選手決めや大縄の対策などをクラスで話し合う予定です。

私のクラスではクラス内で話し合いをさせる事が多く、先日は学級委員会を中心に「席替え」について話し合いをしました。クラスの意見を1つにするのは大変難しいことです。学級委員長中心に、しっかりと討議をしていました。
前回の会議では席替えに対して反対意見が多く、学級委員会は提案を取り下げ、後日再提案することに…。次回はクラス内が納得するような原案を作ってきてくれることでしょう。

高校1年生に生徒同士でクラス内の意見をまとめさせるのは大変かもしれません。しかし、このような機会を通して、クラスの成長につなげていければと考えています。
今後の成長に期待しています。D組のみんな、がんばれ!

2018-05-08

新高1、ゴールデンウィークも終わり、入学式から数えてももう1ヶ月が経ちました。高校生としてのペースも掴めた頃かと思いますが、同時に疲れもぽつぽつと出始めた頃でもあるでしょう。ゴールデンウィークで疲れは癒えたでしょうか?休む時は休みましょう。

さて、そんなゴールデンウィーク、私はスポーツコースの担任としてバスケットボール部と柔道部の試合の応援に行きました。だいたい同じ日に試合が行なわれてしまうので行きたくても応援に行けない他の運動部の顧問の先生方には申し訳ありませんが、申し訳ないと思いながらも文化部顧問でよかったと、ついつい楽しみに応援に行ってしまうのです。教室で黒板を見上げる真剣な顔とはまた別の真剣な顔を見ることができる応援は、いつもとても楽しみです。
バスケ部は関東大会出場を決めました。おめでとうございます。柔道部は惜しいところで関東大会出場を逃しましたが、団体戦の5人中2人が1年生ということを考えれば次回以降に繋がる結果だったのではないかと思います(しかし、自分がやってた時とあんなにルールが変わっているとは……)。

さて、そんなゴールデンウィークが終わってしまって日常が始まってしまいましたが、始まってしまった日常ではもうすぐ中間テストです。普段真剣に部活に取り組んでいるスポーツコースの皆さん、この2週間は勉強にも今まで以上に真剣に取り組みましょう。集中力は誰にも負けないはずですね?
やるときはやる、スポーツコースに限ったことではありませんが、新高1のみんなが納得できる結果を中間テストで残して欲しいと思います。頑張れみんな!