職員室

リレートーク

にちがくの教職員によるリレートーク
~学校生活、そして日常を語り繋ぎます~

2018-03-10

今年の大学入試は、中堅から上位の大学については競争が激しく、本校でも希望通りに合格を果たせなかった生徒たちが少なからずいます。そのような厳しい現実の中、卒業を控えた生徒の皆さんには、どのような道を歩もうとも「とにかく前向きに前進する」心意気で生きてほしいと思います。もしかしたら、自分が志すべきことや夢がはっきりしている人は、脇目も振らずに突き進みたいところかもしれませんが、前向きに前進するとは、脇目も振らずに猪突猛進することとは違います。成果が得られないとき、迷いや判断が難しくて悩んでいるようなときは、必ず立ち止まり、周りの声に耳を傾け、素直に聞き入れることが大切です。何故なら周りの声を聞き入れることで自分を客観的に俯瞰して見ることができ、弱点を理解できるからです。自分のことを指摘してもらうことは、なかなか勇気がいることかもしれませんが、後々振り返る機会があったときに「聞いといて良かったな」となります。

だから前進するとは言っても、自分一人ではなく周りに声を掛けることができる人がいてくれると良いです。それが今春から自分が属する社会で出会う人々ならば、良いですね。もちろんそれが、日本学園での生活で出会った友人や先生方であるならば、皆さんは素晴らしい高校三年間または中高六年間を送ることができたということでしょう。

これからの人生は、これまでよりもずっと長い時間を歩むことになるでしょう。皆さんの歩む人生が素晴らしいものであることを応援しています。
卒業おめでとう。

2018-03-09

学年最後の試験が終了しました。1月の始業式からあっという間に学年末試験になってしまった気がします。理系の数学では、試験範囲が2章丸々すべてのクラスもあり、試験勉強にはかなり苦労している様子でした。試験前は、遅くまで勉強している生徒も多くいて、積極的に質問にも来ていました。試験前日には、質問の列が出来るほどで、とてもうれしく思いました。でも、その行動が試験前だけに集中しないよう、日頃から疑問を持って授業にのぞみましょう。

生徒達が試験勉強をする中で度々見かけた光景があります。それは、お互いに教え合う姿です。わからない所を友達に聞く前向きな姿勢、友達に教えてあげようとする一生懸命な姿勢、見ていてとても微笑ましい光景でした。

彼らも来年は高校3年生になります。受験という大変な時期を、友達同士、ライバルでありながらも、お互いに気遣い、支え合う気持ちを持って、今のように頑張っていってほしいと思います。受験の大変さを一人で抱え込んで、自分に負けてしまいそうなときもあるかもしれません。そんなとき、少し目を向ければ、同じように苦しんでいる仲間がいます。一人で大変な思いをしているわけじゃない。周りには、いつもの友達も先生もいることを忘れないで、目標に向かってがんばっていこうよ。一人ひとりの進路達成を、心から願っています。

2018-03-05

今年度、副担任として、また、現代社会の授業担当として、高2学年に関わってきました。7クラス中5クラスの授業を担当していますが、それぞれにカラーが異なり、どのクラスも個性豊かな面々で構成されていて、笑ったり怒ったりの一年間を過ごさせてもらいました。

一年たってみて、彼らのめざましい成長に驚いています。…と書ければ美しくまとまるのですが「君たちはまったく…いつになったら成長してくれるんだい?!」と頭を抱えてしまうことも、実はしばしば。

けれどもやっぱり、成長はしているのです。

たとえば、来年度の選択科目を迷っていたA君。選択科目を決めた際に、色々考えたけれど、将来この仕事をやりたいんです、だからこの科目に決めました、とこっそり教えてくれました。同じく、迷いに迷っていたB君。春期講習で開設される講座から、来年度の選択科目とは違うのだけれど、自分の興味関心のある講座を受講してもいいですか、と聞きに来ました。もちろんウェルカムです。

進路を決めるというのは、とても大変です。「将来の目標を決めなさい」「やりたい仕事を見つけなさい」と、言われれば言われるほど分からなくなってしまうものですし、それを見出すためには、まず自分自身ととことん向き合わなくてはならないからです。
そんな中で、自分の興味関心がどこにあるのかを見定め、将来の目標を設定していった生徒たちは、やはり大きく成長しているんだな、と感じます。

一つ上の先輩たちは、そうした成長をしながら、もうすぐ日本学園を卒業します。
にちがくでの残り一年、高3になる彼らに何を残してあげられるのか、彼らの成長をどこまで助け、見守っていけるのか。彼らに負けず、私も、一年ごとに成長していきたいと思います。

2018-03-03

昨日・今日・明日と太陽は同じく昇り、24時間は繰り返されます。
いっぽうで誕生日・記念日・入学式・卒業式など、節目を迎えると特別な思いになるのも事実です。

時間や場所というのは、私たちがどう思い、どう使うかで意味が変わってくるものなのかもしれません。

『日本学園に入学できてよかった』
『今日もここに来て良かった』
『日本学園を卒業できてよかった』

そんな時間や場所を作れるよう努めていきたいと思います。

2018-02-28

2月17日(土)、昭和女子大附属昭和中高で行われた第八支部スピーチコンテストに参加しました。

このスピーチコンテストは世田谷区と町田市の私立中高の生徒が対象です。参加するのに予選などはないので希望者は誰でも参加できます(希望者が多い場合はもちろん学校内で選考します)。

今回は中学暗唱の部で中学2年のS君、高校暗唱の部で高校2年のS君、高校スピーチの部で高校2年のT君、帰国子女の部で中学2年のZ君が参加しました。

中学暗唱の部のS君は知らない人の前、しかも人数も多くて緊張したとのことですが、最後までスムーズにスピーチすることができました。

高校暗唱の部のS君は選んだ題材(オバマ大統領の広島訪問時のスピーチ)がかなり難しかったようで直前まで苦労していましたが本番では区切りもしっかりと入れて自分のペースでスピーチができました。

高校スピーチの部のT君は他のコンテストにも出場したことがあり、本番も今までの経験が生きているようで特に緊張した様子もなく発表できていました。

帰国子女の部のZ君は同じカテゴリーの他の参加者が全員高校生というなかでも物怖じせずにスピーチができました。

人前で、しかも英語でスピーチをすることは簡単なことではありませんが、時間もなかなか取れないなか、今回参加した4名はよく頑張ってくれたと思います。英語の学習の方法はさまざまありますが、こういったコンテストに出場する、出場するのに向けて練習するというのも1つの方法です。普段の学習以外でもこういった取り組みをすることで英語の力が伸びる1つのきっかけにもなってくれたらと思っています。

2018-02-26

今年度の大学入試がもうすぐ終わります。高校3年生の皆さん、お疲れさまでした。

この学年とは授業を受け持つことができた人はそれほど多くありませんが、昼休みや放課後の時間に進路指導室に調べものや進路相談に来ていた人も結構いたので、進路担当者としてという以上に皆の動向を気にしていました。

1学期から10月頃にかけてはAO・推薦入試の準備をするため、熱心に取り組んでいるグループがいました。部活と両立しながら大学のことを熱心に調べ、繰り返し面接の練習に励んでいましたね。

2学期からは一般入試に挑む人達が過去問題のコピーをするために頻繁に進路指導室に足を運んでいました。毎日のように問題をもらいに来る人が沢山いて、徹底的に志望校の入試対策をしていました。

高校3年間の中で受験に真剣に向き合う最後の1年は、最も大きく成長する時だといつも感じています。自己管理がいま一つだった人、自分をなかなか追い込めなかった人、勉強を敬遠しがちだった人がいつの間にか別人のようになり、3年生らしい顔つきで自分の進路に向き合うようになります。受験は大変であることに違いないですが、大きく成長するためには絶対に必要なことだと思うのです。

自分で満足できる結果を得られた人は、本当におめでとうございます。目標や計画の立て方、自己管理能力、実行力、分析力などが適切で、その日々の積み重ねによって良い結果を出せたのでしょう。「合格」というのはゴールではなく、次のスタートラインに立つことですから、新しい場所でもこの経験から得たことを活かし、更に大きく飛躍してもらいたいと思います。

望まない結果となってしまった人もいることでしょう。でも、自分のためすべきことをし、その時にできる最大限の努力ができたのであれば、そのことに関しては大きな収穫だと思います。その努力の過程で得たものは、次の1年にも必ず生きてくるからです。また、努力不足で失敗したという自覚がある人も、その反省を次に生かせばそこに成長があります。成功よりも失敗から学ぶことの方がはるかに多いので、またそこから積み上げていけばいいのです。

新しい1年に向け、それぞれ準備を始めていることと思いますが、この受験を通して得たものを通して、更に実り多い生活を始められることを願っています。

2018-02-21

前回のLHRの時間に自己PR文を書いてもらいました。初めて書く自己PR、大切なことは自分で自分を知ることです。そして、他者からどのよう評価されているのかを知ることだと考えます。

LHRでは「付箋(ふせん)」を使い、自分自身の良いところ、得意なことを書き出し、同時に他者から見た自分の良いところについても、周囲の人に書いてもらうということをしました。

これを用いることで「自分だけが認識している自分」「他人は見えているが、自分では気が付かない自分」「他者も、自分も自覚している自分」に分類でき、自己理解を深めることができます。この考えかたを『ジョハリの窓』といいます。

ジョハリの窓でもっとも大切にしたいことは、もう一つの要素、「自分も、他者も気が付かない可能性」つまり、『未知の自分』です。自己PRを書く際、この可能性に気が付き、述べられることが大切であると考えます。

自分の未知の可能性を知ることは、「未知の窓」つまりは「未知の自分」の大きさを小さくすることができます。さらに、自分自身を理解することは、自己PRだけではなく、『セルフコントロール』にもつながると考えます。

2018-02-19

大学受験もいよいよ終盤を迎えます。受験の長丁場を皆さんは本当によく頑張ったと思います。結果がどうであれ、この頑張りは、将来何らかのかたちで役立つにちがいありません。お疲れ様でした。
卒業を間近にひかえた皆さんは、日本学園での3年間をどのように振り返るのでしょうか。いろいろな思い出が脳裏をよぎるでしょうが、やはり皆さんの最大の関心事は、卒業後の将来だと思います。どんな進路であれ、期待と不安の入り混じった感情を抱いていることでしょう。

現代の私たちは様々な分野で、前例のない速さの変革を経験しています。AIの進化、普及により多くの仕事が人の手を必要としなくなって消え、逆に今まで存在しなかった仕事が生まれてきます。5年後、10年後の世の中がどうなっているか、将来を予測することの困難な時代に私たちは生きています。

安定した未来像を簡単には思い描くことのできない時代だからこそ、好奇心のアンテナを拡げ、様々なことにチャレンジしてほしいと思います。また、時代の変化がいかに速くても、身の回りの情報がいかに多くても、それを無条件に受け入れるのではなく、「本当にこれでいいのか」という批判精神を持つことが大切だと私は思います。批判精神とは、相手の考えを否定したり悪く言うことではありません。いろいろな先入観に囚われないまっさらな状態で、まず自分の頭で考えることです。氾濫する情報の是非を自分で判断できるようになることが、これから先ますます大切になってくるのだと思います。

高校時代とは比較にならないくらい、自由な生活が皆さんを待っています。ただ、この自由とは、好きに使える時間のことだけを意味するのではありません。自分で考える機会が圧倒的に増えることを意味するのです。自由とは自分が成長するための絶好の機会ということになると思います。頑張ってください。

2018-02-11

授業で小説を扱っています。
時、場所といった背景の確認はもちろんしますが、醍醐味は登場人物の心理を読み解いていくことですね。

人物の心理を読み解く上での手がかりは出来事と人物の言動や様子です。例えば、「合唱祭の練習で朝練から放課後の居残り練習とハードな練習を続け、金賞を獲得した登場人物が涙を流した。」とあれば、その時の感情は「嬉しい」となります。出来事と言動や様子で感情を類推していくわけです。

と授業でもお話していますが、ふと前職で研修のインストラクターをした時に話したことを思い出しました。
それは、人の心理と行動は密接に結びついており、一方通行なものではなく双方向であると言った内容でした。たとえば、「人は悲しいから泣く」だけではなく、「泣くから悲しい」という側面も持っているので、仕事に臨む時には明るく元気の良い自分を作ることで、内面も影響を受け、ポジティブに仕事に向かえるようになるといったものでした。

そんなことを思い出して、担任をしている高2の生徒たちを考えてみると…。
高2の3学期は高3の0学期を合言葉に動き出しています。目の前の高2の生徒たちに自分たちは“受験生”なのだと意識してもらうように働きかけているわけです。そうすると聞こえてくる声が「無理だ」「絶望的」「厳しい」といった志望校と自分の距離を意識した時のマイナスのコメントです。

しかし、前述の通り、言葉にしてしまうことで内面への影響が強くでてしまいます。特にマイナスの言葉は・・・。
実際に「無理かも…」と思ってしまったとしても、ぐっとこらえて「やってやる」「突破してやる」という言葉にしてほしいと思っています。それが嘘みたいで嫌だというのであれば言葉にして吐き出さないようにしてほしいと思います。
その言葉が自らの成長にブレーキをかけてしまわないように…。

そして、自分自身もその点に気をつけて彼らとともに成長していきたいと思っています。

2018-02-09

授業の鐘が鳴る中、私が中学1年生の教室に入ると拍手が。

私「どうした?」
生徒「数検のプリントですよね?」
私「そう!みんなへのプレゼント(数検の対策プリント)!」
生徒「やったー!」、「待ってました!」、「次は受からなきゃ!」
私「みんなも頑張ってるから次の検定で一つ上の級を取ろうね!」
生徒「先輩たちで一番すごい人は何級ですか?」
私「2級にチャレンジかな!」
生徒「すごいですね!」
私「君たちが中学2年生になったら、頑張っているところを見せないと!」
生徒「そうですよ!頑張りますよ!」

日本学園に入学してから10ヵ月が経過した中学1年生。そんな彼らも、もうすぐ中学2年生になります。中学3年生を筆頭に様々な場面で「得意」を伸ばし、その背中(姿勢)を見せてくれていますが、彼らも入学してくる1年生に「頑張る先輩」の背中を見せようと(これはあくまで私の分析)先輩になる意識をしているのだと感心させられる一コマでした。

次年度に日本学園の門をくぐる生徒たちも、この学舎で先輩たちの背中を見て大きく成長して欲しいと思います。