職員室

リレートーク

にちがくの教職員によるリレートーク
~学校生活、そして日常を語り繋ぎます~

2018-02-11

「空元気も元気」石井先生(高2担任・国語)

授業で小説を扱っています。
時、場所といった背景の確認はもちろんしますが、醍醐味は登場人物の心理を読み解いていくことですね。

人物の心理を読み解く上での手がかりは出来事と人物の言動や様子です。例えば、「合唱祭の練習で朝練から放課後の居残り練習とハードな練習を続け、金賞を獲得した登場人物が涙を流した。」とあれば、その時の感情は「嬉しい」となります。出来事と言動や様子で感情を類推していくわけです。

と授業でもお話していますが、ふと前職で研修のインストラクターをした時に話したことを思い出しました。
それは、人の心理と行動は密接に結びついており、一方通行なものではなく双方向であると言った内容でした。たとえば、「人は悲しいから泣く」だけではなく、「泣くから悲しい」という側面も持っているので、仕事に臨む時には明るく元気の良い自分を作ることで、内面も影響を受け、ポジティブに仕事に向かえるようになるといったものでした。

そんなことを思い出して、担任をしている高2の生徒たちを考えてみると…。
高2の3学期は高3の0学期を合言葉に動き出しています。目の前の高2の生徒たちに自分たちは“受験生”なのだと意識してもらうように働きかけているわけです。そうすると聞こえてくる声が「無理だ」「絶望的」「厳しい」といった志望校と自分の距離を意識した時のマイナスのコメントです。

しかし、前述の通り、言葉にしてしまうことで内面への影響が強くでてしまいます。特にマイナスの言葉は・・・。
実際に「無理かも…」と思ってしまったとしても、ぐっとこらえて「やってやる」「突破してやる」という言葉にしてほしいと思っています。それが嘘みたいで嫌だというのであれば言葉にして吐き出さないようにしてほしいと思います。
その言葉が自らの成長にブレーキをかけてしまわないように…。

そして、自分自身もその点に気をつけて彼らとともに成長していきたいと思っています。