職員室

リレートーク

にちがくの教職員によるリレートーク
~学校生活、そして日常を語り繋ぎます~

2017-02-11

男の子は「ダイヤモンドの原石」です。伊藤先生(国語科・高1学年主任)

高校1年生も入学してすでに1年近く経ちます。

入学当初4月に私が生徒全員に話したのは「中学までの自分にこだわることなく、高校生として新たに成長していこう」ということです。中学まではなかなか成績が取れなかった、勉強も途中であきらめていた、そういう自分をともかく忘れる。なかには第一希望の高校に落ちるという形で日本学園に来たという生徒もいます。そういう過去のことはすべて忘れて、初心に返って努力をしようということを、強く言いました。

1学期より高校1年ではある教材を用いて、英語の基礎から学習する「モジュール講習」を実施しています。ドリル形式で自分の進度に合わせて学習していきます。基礎基本からつまずいている者にとってはもう一度最初からやり直せるものです。
夏休みには、これとは別で特別に一週間、英語をもう一度基礎からやり直したい生徒を集めて勉強会を実施しました。参加した生徒はほとんどが最後までやり遂げて修了証をもらいました。
そして、10月に行われた英検において、その受講者のうち数名が合格しました。そのうち1名は中学での英語の成績は平均より下だった生徒です。夏の暑いなか登校して英語の勉強に励んだ努力が身を結びました。合格者はとてもうれしそうでした。

1年前の春の大学入試で、東洋大学や工学院大学の理工学部に合格した生徒がいます。本人には申し訳ないですが、日本学園に入学する前の中学時代の成績は振るいませんでした。残念ながら推薦基準に満たず、一般入試で本校に入学してきたのですが、彼は入学後、「自分を変える」「中学の先生をびっくりさせる!」と宣言し、努力をし続けました。担任も3年間、彼を叱咤激励しました。理科が苦手だった彼はいつしか理系に進み、上記の大学を含め多数の大学に合格しました。
彼は勉強ばかりをしていたわけでは全くありません。生徒会活動も積極的に励み、文化祭などの行事にも積極的に参加、周囲を楽しませるユーモアも兼ね備えた生徒でした。学園生活を誰よりも存分に楽しんでいました。
私は学年主任として3年間、入学から大学合格までつきあいましたが、他にも入学前からすると考えられないような結果を出した生徒がたくさんいます。

どういうわけか、総じて男の子はマイペースなところがあり、勉強にもなかなか全力で取り組めない子も少なくないです。しかし、あえて言えば、全力で取り組んだことがないことが逆にチャンス、とも言えます。日本学園では全力で自分を発揮するきっかけがたくさんあります。

男の子はいまだ磨かれていない「ダイヤモンドの原石」です。男の子はスイッチが入ると頑張ります。そうすると驚くような努力をして、目覚ましい結果を出すことがあります。それも男子校、日本学園の真骨頂です。

いま、高校1年の「原石」たちがその片鱗を見せ始めています。今後、彼らがどのような輝きを見せてくれるのか、学年主任として本当に楽しみに思っています。