職員室

リレートーク

にちがくの教職員によるリレートーク
~学校生活、そして日常を語り繋ぎます~

2017-03-15

「『少年』から『青年』になった卒業生諸君へ」神戸先生(高3担任・社会科・囲碁部)

生徒諸君、卒業おめでとう。卒業式後の「卒業を祝う会」で皆さんは全員で「3月9日」を歌いましたが、練習する機会が無かったにもかかわらず、大きな声を出して見事なハーモニーを奏でながら歌っていました。学年全員がクラスの別を越えて心が一つになった瞬間でした。その後、我々学年教員団はお返しに「さくら」(森山直太朗)を歌い、私が電子ピアノで伴奏しましたが、忘れがたい思い出となりました。

皆さんはこの3年間で大きく成長したと思います。毎日の授業、学校行事、クラブ活動などで得たものは大きかったでしょう。特に3年生になってからは受験があり、みなさんは社会や自分自身の現実と直面しながら、進路目標の実現に向けて戦っていたと思います。初めて会った時に比べると、皆さんは子供らしさを残した「少年」の顔から、まぎれもなく「青年」の顔へと変貌を遂げました。皆さんはもう我々教員の手を離れることになりますが、何か相談したいことがあったら、いつでも訪ねに来て下さい。

私はこの3年間、教務主任として学年集会で、また沖縄修学旅行の事前学習会や主権者教育で、学年の生徒全員に自分の考えを話す機会にしばしば恵まれました。全クラスが一堂に会している場で講義するということはなかなか無いことなので、私にとっては貴重な経験となりました。

最後の学年通信にも書きましたが、人は学ぶことで新しい知識を獲得し、自分の人生の可能性を広げてゆくことができます。しかしながら、他者への共感を伴わない知識は、かえって自分や他人を傷つけることもあります。常に他人の気持ちを思いやる想像力を備えた人間になってほしいと思います。

高校を卒業してからも、皆さんの人生はまだまだ続きます。高校時代の思い出を懐かしむのは良いことですが、皆さんは未来のある人間なので、あまり過去を振り返ることなく、目標に向かって進んでほしいと願っています。