職員室

リレートーク

にちがくの教職員によるリレートーク
~学校生活、そして日常を語り繋ぎます~

2018-01-17

「もっと歴史について学ぼう!」中島先生(中学副担任・英語科・剣道部)

今年は明治維新から150年となります。
265年に及ぶ徳川幕府の政治が終わり、日本の近代化の幕開けとなった。
明治新政府は、日本の近代化めざして改革を始めた。これが明治維新なのです。

明治維新の前の長期に渡る江戸時代に平和国家の日本の完成がなされたのではないか。江戸時代には、理想的な社会があった。つまり、分権的で、平和で、支配層と被支配層の間にあまり格差のない社会がつくられていた。そこで、江戸時代の社会体制をみなおして、現在の日本を改革することもできるのではないか。平和な時代が続いたからこそ、心も豊かな日本の特徴ある文化が生まれ、育ったといえる。
この江戸時代に、読み書きそろばんができるレベルや教育のレベルが、各地にあり、明治維新の下地ができていた。

明治維新の近代化を推し進めた下級武士を中心とした「志士」(高い志のある人物)たちがいたからこそ、日本の近代化ができた。
この明治維新を支えた「志士」たちの人物としての「志高く生きよ」の姿勢があったことは、改めて学習する価値があるだろう。タイムスリップして、この世を見聞したい、肌で感じたい、激動の世の動きを知りたい。マスコミでも、今年は「明治維新から150年」の特別番組もあることだろう。

戦後はアメリカ流の大量生産・大量消費文化を受け入れ、世界の頂点にたつ経済的発展を成し遂げたのです。しかし、アメリカ流の大量消費文化、あるいは欧米的な、近代主義に限界が見えてきた今日、もう一度、明治以前の「ユニークな国、日本」に立ち返ってみる必要があるのではないでしょうか。

日本のユニークさは、何よりも「一度も異民族に侵略されたことがない」という平和な歴史が生んだものです。他の国とは異なり、日本はほぼ一貫して、内乱の時代はあっても、体外的な争いのない歴史を享受してきた。太平洋戦争の意味は、別の場で考えたい。それは、日本人の国民性というよりも、海に囲まれた島国だったという地理的な要因が大きいのではないでしょうか。

日本人として生まれてよかったと言えるように、日本のユニークさ、日本のよさを積極的に世界に発信し、世界をリードしていく国となることが、日本の使命となるだろう。

日本、日本人には、人と人との関係を重んじた組織、豊かさよりも心の満足にウエイトを置いてきた
生活態度、自然と共存する行き方、豊かな感性、平和主義、平等主義などなど、元々日本が持っていたものを、現在は再び取り戻すべき時、世界が抱える問題、エネルギー問題、環境問題、健康問題、食糧問題などに、日本が解決のリードをしていく時期にきているといえるのではないでしょうか。

日本を訪れる外国人が増え、日本人、日本文化への興味関心が高まっている中で、自国の文化を世界に向けて発信し、その理解を国際的に高めていくことが必要な時期に来たと思うのです。中国は、そのような拠点を海外に増やしているという。日本も海外に「日本文化センター」の設置、設立を進めていくべきだ。2年後の東京オリンピックが、世界への日本のアピールの場となるように、成功させることが第一だろう。「明治維新から150年」の時代にふさわしい年になってほしい。