大学との関連行事

2015-11-11

明治大学文学部 第7回読書感想文コンクール 優秀賞受賞者へのインタビュー

明治大学文学部では2009年より高校生ならびに社会人を対象に、課題図書から1冊を選び、1200字以内で感想文を書くという読書感想文コンクールを実施しています。
このコンクールに応募した生徒のうち、日本学園の高校2年生、2名が優秀賞を受賞しました。

受賞者2名、福良峠亮司くんと長谷川凌汰くんへのインタビューをここにまとめてみましたので、皆さん読書の秋に向けて、ぜひ、参考にしてください。


■「課題図書10冊のうち、選択した本とその理由を教えてください」

福良峠くん:本屋に行き入手しやすかった『ガラスの動物園』『変身』の2冊を購入しました。『ガラスの動物園』を先に読んでみたらとても面白く、これで感想文を書いてみたいなと思いました。

長谷川くん:課題図書の紹介文を読んで、授業で学んだ『山月記』と似た内容だったので書きやすいかなと思い『変身』を選択しました。

「なるほど、選択の段階では二人ともあまりこだわりはなかったようです。課題図書だから、という縁で本を読んでみるのも、全然アリですね」


■本の中で面白かった部分はどんなところですか?

福良峠くん:『ガラスの動物園』この物語のなかには一人キーマンがいてその人物が登場すると場面の雰囲気がガラリと変わります。その存在に家族が振り回されます。それがとても面白かったです。1回目読んで面白く、2回目読むと登場人物「姉」の持っているガラス細工の「動物」にシーンごとの登場人物の心情が反映されているのではないかと感じました。
2回目のほうがより、登場人物の心情に深く入って読むことができました。


■感想文が書きやすいと感じた部分はどんなところですか?

長谷川くん:『変身』では登場人物が人ではないものに変化していきます。普通ではありえないことですよね? だからこそ、どのように変化していったか読み取りやすかった。授業で『山月記』を習っていたので、ここで学んだことを感想文に書きやすかったです。
『山月記』と比較した内容の感想文を書いていたクラスメイトもいました。それも面白い感想文でした。


■今回の経験を生かして、これからチャレンジしてみたい本、読み方などありますか?

福良峠くん:『聖書』を読んでみたいです。いま、世界史を勉強しています。その背景にある政治・宗教的な動きなど、歴史的な事実の背景にあった思想を知りたいです。

長谷川くん:『変身』では主人公の視点を明確に書いている。これから読むいろいろな本でも主人公の視点に立って周りの人物を見る、ということをしてみたいです。


感想文とは直接的には関係ありませんが、この感想文受賞者対象の会があったそうです。そこで、生徒たちは社会人受賞者の方と話す機会などもあったそうで、そうした経験も彼らの更なる学習の刺激やモチベーションアップにつながっているようにも見受けられました。
読書には出会いがあります。人との出会い然り、新しいものの見方然り、です。

まだまだ時間のある中学生、高校1・2年生はとくに、いまのうちにたくさんの本を読みましょう!